処遇改善等加算Ⅰ~Ⅲの一本化についての案が公表されました
令和6年12月19日、こども家庭庁より、第8回子ども・子育て支援等分科会の会議資料において、処遇改善等加算Ⅰ~Ⅲの一本化の体系、配分対象者や配分方法、賃金改善の確認方法などに関する諸案が公表されました。
「子ども・子育て支援等分科会」とは…
公定価格をはじめとする子ども・子育て支援制度全般の諸課題については、これまで内閣府の子ども・子育て本部が運営する「子ども・子育て会議」において議論がなされてきました。
令和5年4月にこども家庭庁が発足し、これに伴い関係会議の再編が行われた結果、子ども・子育て会議の後継組織として、こども家庭庁のこども家庭審議会の下に「子ども・子育て支援等分科会」が設置されることとなりました。
「処遇改善等加算Ⅰ~Ⅲの一本化」とは…
令和5年8月より開催されている「子ども・子育て支援等分科会」においては、子ども・子育て支援をめぐる諸課題について議論が進められているところでありますが、それらの検討事項のひとつとして、処遇改善等加算に係る事務手続きの簡素化や加算Ⅰ~Ⅲの一本化も挙げられています。
処遇改善等加算に係る事務手続きについては、従来、加算ごとに賃金改善計画書と実績報告書の提出が求められていたところ、令和6年度より、事務負担の軽減を図る観点から計画書の提出は原則廃止されました。このような手続きの簡素化については引き続き議論が続けられ、また、令和7年度に向けては加算の一本化についても検討が行われているところです。
一本化に向けては3つの論点が掲げられ、論点①は「処遇改善等加算の一本化の体系」、論点②は「配分ルール・賃金改善の方法」、論点③は「賃金改善の確認方法」とあり、それぞれに関しての案が示されています。
論点①「処遇改善等加算の一本化の体系」に関する案は以下のとおりです。
論点②「配分ルール・賃金改善の方法」に関する案は以下のとおりです。
論点③「賃金改善の確認方法」に関する案は以下のとおりです。
あくまで案の段階ではありますが、現行制度の考え方と大きく異なる箇所も見受けられるため、制度化へ向けた分科会における今後の議論も注視していきたいところです。
詳細は以下リンクをご確認ください。
◆第8回子ども・子育て支援等分科会
◆資料8 処遇改善等加算Ⅰ~Ⅲの一本化について
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